THE ALIVEインタビュー
  • 体育大卒。印象に残った介護施設での実習体験

子どものころから「体育」が好きで、日本体育大学に進学しました。進路については、「体育の先生になる」という王道しか頭になく、教職の免許を取りました。しかし、教育実習を通じて、私は「体育」は好きですが「教えること」にはさほど興味がわかないことに気づいてしまいました。父がレストランを経営していることもあり、飲食などのサービス業も検討したのですが、どうもしっくりきません。

自分らしくいられる仕事って、何だろう? その時思いだしたのが、授業の一環で訪れた介護施設での体験でした。大学での専攻は社会福祉学科で、介護実習があったのです。高齢者の方々とお話をしながら、生活のこまごましたことをサポートする、人と人との心が通い合うような仕事体験がよみがえり、介護系の仕事を調べ始めました。

  • アライブのホームで働きたい!

調べてみると、介護系の仕事はいろいろありました。介護老人保健施設や特別養護老人ホームなど、さまざまな施設がある中で、365日ご入居者を見守り、関係性が深められるという点で、ホームの現場が自分に合うのではないかと思いました。

アライブメディケアの面接では、面接官に「あなたは高齢者のおむつを替えられますか?」と聞かれました。実習ではそこまでの体験がなく、想像もできなくて戸惑いました。「できるかできないかは、やってみないと分かりません。でも、人間も食べれば排せつをするのは、生き物として当然の生理現象だと理解しています。もし(おむつ替えを)できないと感じたら、その時に改めて考えてもいいでしょうか?」と回答したことを覚えています。きれいごとではなく、現場の状況をリアルにイメージできるような面接が衝撃的で、アライブメディケアで働きたい!という強い思いが私の中でわきあがりました。祈るような思いで連絡を待ち、会社から合格通知が届いた時には大喜びしました。

  • 介護のイロハを学び実践するほどに、
    選んだ仕事の奥深さを知る

新入社員研修後、最初に配属されたアライブ浜田山は、アライブのホームの中でも歴史のある施設でした。やるべきことやルールがしっかり確立されていて、介護のイロハを実践で学ぶことができ、新卒の私が初めて介護を学ぶ場としては最適でした。

介護の仕事を覚えるほどに、その奥深さに触れることになりました。私が選んだ仕事は、人の人生にコミットする大変な仕事だったと分かるにつれ、もっともっと深く知りたい、学びたいと思いながら、ご入居者と向き合う日々を送りました。浜田山には8年間勤務し、その間に介護リーダーになりました。

  • 両極端の施設文化を体験。
    働く場によい風土を根付かせたい

2022年に、浜田山から新設のアライブ代々木大山町へと異動しました。新しい施設は、基本のルールはありながらも、介護に自由度がありました。課題に対しては常にチームでその時のベストを考え、協力して組み立てていくというスタイルです。システムが確立されていた施設から、まっさらな施設へ。慣れ親しんだ浜田山スタイルから、自ら仕組みを作り上げていく体制へと変わり、悩み多き日々が始まりました。

人員配置一つとっても、今までよりシビアな少人数体制でした。どのように動けばもっとプラスアルファの仕事ができる余地を作れるのかを、各自が常に考えなければなりません。「浜田山スタイルが、すべてではなかった」。それまでの常識や定義が変わり、頭脳や視点を揺さぶられ、それまでの環境に甘えていた自分に気づきました。自分を変えざるを得なくてつらさが先に立ちましたが、視点や視座が変わったのは確かです。異動を機に、自分が大きく成長した実感があります。

運営会社が同じでも、ホームによって文化や風土は異なります。コンサバとリベラルの両極端なホームを経験できたことは、とてもよい経験になりました。働く場の風土はとても大切です。自分もそうでしたが、すでに出来上がった環境に入る新人は、必然的にその風土に染まります。だからこそよい風土、よい文化を育みたいと意識しています。

  • 私の介護観でチームを作ることを目指して

私は、「相手の心に寄り添う介護士になる」と心に決めて、働く場としてホームを選び、アライブメディケアに入社しました。その介護観は今も変わりませんが、「ご入居者に寄り添うとは、なんて難しいのだろう」と日々感じています。最初は、ご入居者が「やってほしい」ことをすべて聞き入れてやってさしあげることが「寄り添うこと」と考えていました。でもそうじゃない。人によって、「やってほしい」の意味は違います。「●●したい」というその言葉は本心? 遠慮はない? 別の本当の思いが隠れていない? そう問いかけながら対話しています。長く接する関係性の中で、その方を知っている私だからできる応え方があり、実際にやってさしあげたことが相手の心に響くと、とてもやりがいを感じます。

同じ思い、価値観をもつスタッフとは、一緒に働いていると通じ合うものです。アライブメディケアは、海外人材を積極的に受け入れています。皆さん単身で日本にやってきて、本気で介護を学ぼうと取り組んでいるストイックで真面目な人ばかり。覚えも早いですし、高い人間性にとても刺激を受けます。彼女たちの介護への取り組み方は、まさに「ご入居者の心に寄り添う」私の介護観とマッチします。気づけば私の介護キャリアも早12年。先輩リーダーに学び、私も自分自身の介護観を軸にチームを作ってみたい、そのためにもっと上の立場を目指したいと考えるようになりました。アライブで目指す介護を共有できるチーム作りに挑戦しながら、これからも私らしくご入居者に寄り添っていきたいと思います。

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