とっさのひらめきエピソード　アライブ世田谷中町

アライブ世田谷中町では、今年、「Ｎｏ　エピソード　Ｎｏ　ＬＩＦＥ」というスローガンのもと、ご入居者とのたくさんの楽しいエピソードを創っていこうという目標を掲げ、ホームのみんなで実施しています。そんな中、先日、ショートステイでお越しになったＡ様とのエピソードをご紹介させていただきます。

Ａ様は今回、介護付き有料老人ホームを見られるのが初めてということで、緊張されるとともに、どういうところか、という興味も持たれて来られました。現在は、ご自宅にお一人で住んでいらっしゃるそうですが、お病気の関係でお身体の自由が利きにくくなり、近い将来のことを考え、今回、担当のケアマネジャーと相談され、ショートステイを決めてくださいました。

Ａ様は、非常にアクティブな方で、かつてはコーラスなどもされていたそうです。

歩行器をご利用であまり長い距離の歩行は難しいですが、ホームでのリハビリも積極的に取り組まれました。

そんなＡ様が4泊5日の日程を終えて帰られる日の午前中、夜勤明けの介護スタッフが、お部屋で数曲、電子ピアノで演奏し、A様と一緒に歌いました。曲目は「早春賦」「スキー」「上を向いて歩こう」。

Ａ様も久しぶりに発声するので、声が出るかしらとおっしゃってはいましたが、とても喜ばれ、楽しまれていました。

担当したスタッフは音大出身の新卒3年目で、前夜の夜勤中にもともと、音楽がお好きだったA様と話が盛り上がり、ショートステイの思い出に何かできないかと考え、明日、一緒に歌いませんかとお誘いし、実施することになったようです。

このようなちょっとした会話からのエピソードは、アセスメント力や行動力が問われます。ご入居者の思いをすぐに形にしてくれたことは、とても素晴らしかったと思います。

このようなことが、日常的に行えた時、アライブ世田谷中町は、「いきがい」と「やりがい」に、満ち溢れた場になれるのでは、と強く感じました。

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