2018年2月26日
2018年2月20日、セコムホールにて「第12回アライブ事例発表会」を開催いたしました。事例発表会は毎年2月に開催しており、今年度は11ホームが約9ヶ月間に渡る取り組みの成果を発表いたしました。
発表は4名の審査員により審査され、最優秀賞1ホーム、優秀賞2ホームが選ばれました。
最優秀賞(第1位):アライブ荻窪
BPSD表出の原因を明らかにし、軽減を目指した事例。「どうすればいいかわからない」といった不安が大声や悲鳴に繋がるのではという仮説から、不安を取り除く複数のアプローチを行なった。対象者へ寄り添う姿勢、データの客観性、論理的なストーリー、わかりやすいプレゼンテーションなどが高く評価された。
優秀賞(第2位):アライブ久が原
帰宅願望、暴言といったBPSD(認知症の行動と心理症状)を軽減させ、ホームを自宅と認識し、安心で穏やかな生活を送ることを目指した事例。スタッフならびに他のご入居者との「馴染みの関係」を構築することで、対象者の言動に変化をもたらした。関係構築に至る過程が具体的でわかりやすく伝わった。
優秀賞(第3位):アライブ浜田山
認知症高齢者の「生きがい感」に着目した事例。行動観察、インタビュー、生きがい感スケールを用いた聞き取り調査などの定量・定性データから、対象者の「これまでの生き方」を把握し、欲求を理解したうえで関わったことで、精神的な安定をもたらした。入居者に優しく向き合う姿勢が評価された。
受賞は3ホームに限られてしまいますが、他にもホーム毎の特徴を表した様々な取り組みを発表いたしました。各ホームの状況を共有できたことも事例発表会の成果のひとつだと考えています。
事例発表に取り組む過程で得た気づきや学びをもとに、これからもご入居者お一人おひとりに寄り添うケアを続けて参りたいと存じます。
資料請求・お問い合わせ