2020年9月28日
中庭で丹精込めて育てた金時草と金糸瓜の収穫祭を行いました。
金時草は葉の部分と若い茎を食用とし、葉の表面が濃い緑色に対し、裏は鮮やかな紫色をしています。この葉の裏の色が金時(キントキ)芋の色によく似ていることから、加賀地方では金時草と呼ばれるようになったとか。
標準和名では「水前寺菜(スイゼンジナ)」といい、熊本県の水前寺地区(現在の熊本市中央区水前寺町)で湧き水を利用して栽培されたことから、その名でも呼ばれるそうです。
ミネラルやビタミン類、特にカロテンやビタミンC、鉄分が多く含まれており、赤紫色の成分“アントシアニン”は動脈硬化の予防やアンチエイジングに効果を発揮するほか、γ-アミノ酪酸(GABA)が含まれているため、血中コレステロール低下作用なども期待できるとのこと。皆様の健康に少しだけお役にたちそうです。
金糸瓜は皮が黄色くて長さ20cmほどの楕円形をしており、ゆでると果肉が糸状にほぐれることから、「そうめんかぼちゃ」や「糸かぼちゃ」などとも呼ばれています。
もともと中国にあった品種を明治時代に導入したのが始まりだそうで、ほぐした糸状の果肉はシャキシャキとした食感で、ほんのりと甘味がありあっさりとした味わい。
クセがないので素麺や春雨のような感覚で食べることができるそうですよ、とお伝えすると「黄色い素麺?面白いわね!」と笑顔がこぼれました。
金時草と金糸瓜をそれぞれしっかりゆでてから、ポン酢やイタリアンドレッシングで味付けし、サラダ仕立でご提供。ホーム産の野菜に舌鼓を打ちながら過ごす、楽しいひと時になりました。
次は何が育つのか、本当に楽しみです。
資料請求・お問い合わせ