2018年8月27日
●主催:Kyomation Care研究会 ●後援:認知症高齢者研究所
8月24日に行われた認知症高齢者に対するケアの取り組み事例発表で、アライブ浜田山の事例チームが最優秀賞を受賞しました。発表のテーマは「生きがい支援」。ご高齢で、認知症をお持ちの方が、何らかの役割を持ち主体的に生きることを支援する取り組みを、1年を通じて行った事例です。
Kyomation Care(キョーメーションケア)を提唱している認知症高齢者研究所は高齢者介護、認知症高齢者介護に関して多くのシンポジウムや講演会、研修を行っている実績ある研究所です。
アライブ浜田山の場合は、介護職だけでなく看護師、計画作成や生活相談員もほとんど全員がすでに全11回の講義(認知症高齢者研究所の代表理事羽田野先生の講義)を受講し、認知症症状から派生する様々な症状に対応できるよう学んでいます。
事例発表への取り組みは、1年を通して1つのテーマに取り組みます。事例のチームは、仮説を立てて、やり方を考え、ホーム全員で取り組むよう準備、周知して、その結果を分析してまた、やり方を工夫する。そのたゆみない繰り返しの中、ホーム全員の様々な知識や観察の眼が育成されていきます。もちろん、思った通りには進みませんし、大きな壁を苦労しながら事例チームは乗り越えていきます。日々の膨大な業務の中で前向きに続ける姿は実に頼もしいものでした。
まとめた事例研究を発表することが目標ではなく、その取り組みから得られた成果を継続して実施していくことが、スタッフ一人ひとりにとっての大きな財産になります。また研究の対象者となってくださるご入居者にとっても、前と後では大きな変化があり、この成功体験がスタッフのやりがいでもあります。
いままでも、これからも、私たちはお一人おひとりのお気持ちにしっかりと寄り添いながら専門職としての知識、技術、経験を深めてまいります。
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