2024年12月12日
認知症により物事に集中して取り組むことが難しくなってきているご入居者がいらっしゃいます。
そのご入居者の生活について、ご家族と相談させて頂きました。
「母は昔からきれい好きで洗濯物をたたむ時も、とてもきれいにたたんでいました。
今も出来るか分からないのですが、今度洗濯物を用意してみるので、集中して出来るか試して頂いてもよろしいですか?」
とご家族から提案があり、早速衣類をお持ちいただきました。
ご本人に「洗濯物をたたんでいただけますか?」とお願いしてみると「いいよ、やってあげるよ」と快く引き受けてくださいました。
洗濯物を机の上に広げると、すぐに洗濯物を分類し、靴下から取り組みます。
次にTシャツをきれいに伸ばし、たたんでいきます。
ものの数分で、衣類ケースにしまっていました。
ご家族が仰る通り、とてもきれいにたたまれていました。
洗濯物をたたむという行為は、「手続き記憶」といい、繰り返しの反復により獲得され、一度手続き記憶として獲得すると一生忘れないレベルの記憶といわれます。
ご家族にとっては、長年家事をしっかりとされてきたお母様です。
終了後、ご本人にお礼をお伝えすると「いつでも言ってね、また手伝ってあげるからね」と笑顔で応えて頂きました。とても清々しく、穏やかな表情でした。
今後もご入居者のお得意なことやご様子をご家族と共有し、穏やかに過ごして頂けるように支援をさせて頂きます。
―――
見学やお問合せはこちら
https://www.alive-carehome.co.jp/
お仕事のご紹介はこちら
https://www.alive-carehome.co.jp/recruit/career/
資料請求・お問い合わせ