2018年7月20日
ご自宅で暮らしていても、ホームで生活していても、高齢者の方が自らの意思を持って活動する中で、転んでしまったり、また、いすやベッドから落ちてしまったりということが時に発生します。ホームではこれらを転倒事故、転落事故と呼び、その削減に努めています。
転倒事故や転落事故は、高齢者が要支援、要介護になる原因の内、12.1%を占めており(厚生労働省「国民生活基礎調査」/平成28年)、かつ、事故の影響から歩けなくなったり、寝たきりになったり等、その後の生活にも非常に大きな影響が懸念されます。
当社として、これまでも事故対策として体制を整え、職員研修を重ねてきましたが、更なる対応力、実践力の向上を図るべく、株式会社ケアレンツ様(以下、ケアレンツ)に協力を仰ぎ、2017年12月より、アライブ荻窪にて「転倒リスク管理プログラム」を継続的に実施しています。
「転倒リスク管理プログラム」では、ホームの全ご入居者の転倒リスクについてアンケートを取り、特に転倒リスクが高いご入居者については、その同意に基づき、ホームで移動の様子を動画に撮らせていただきました。その動画をケアレンツの専用ウェブサイトにアップし、ケアレンツのセラピスト(理学療法士や作業療法士、等)が確認・評価し、動画にコメントを加えて、職員研修や業務の見直し等に活用しています。
まだまだ改善、向上すべきことは多くありますが、転倒・転落事故“0”を目指し、引き続き取り組んでまいります。
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