2023年4月21日
ホームでは、「生活リハビリ」「機能リハビリ」「個別リハビリ」を行っております。ご入居者お一人おひとりのお身体の状態を評価し、リハビリのメニューを考え実施していきます。
その中でも、主となるのは「生活リハビリ」です。『生活そのものがリハビリになる』という考えのもと、日常生活場面において、ご本人のできる動作を尊重し、残存機能を発揮できるようなメニューを実施しております。
例えば、入浴やアクティビティなどで、フロアを移動される時に、エレベーターではなく階段を使っていただくことをご案内しております。また、リビングにご案内する際は、歩行可能な方は杖や歩行器を使用して歩いていただくようお声がけし、車椅子でご案内する方には、車椅子から椅子へ座り替えていただくことをお勧めしております。
車椅子から椅子への座り替えには、①立ち上がり動作、②足踏み動作、③座り、座位を保持する力をつける、といった要素が含まれています。何気なく行っている動作ですが、実は、たくさんのリハビリ要素があります。
また、“生活の中で楽しみながら行えるリハビリ”として、ご本人のお好きなことやご興味のある物を取り入れながら、個人あるいは集団でリハビリを行っております。
そこで今回は、『味噌作り』を通した「生活リハビリ」についてご紹介させていただきます。
まずは、煮た大豆を麵棒や手のひら、指先を使って潰し、潰した大豆と糀、塩を混ぜていきます。その後、味噌を丸めて味噌玉を作り、空気を抜き、袋に入れて密閉、醗酵させていきます。
この作業の中では、①指先を使って潰す、②腕の力で混ぜる、③混ぜるために立ち上がる、④手のひらで丸める、など、様々な身体の部位を使った作業が求められ、自然とリハビリに繋がる動作が行われています。
『初めてお味噌を作ったわ』『こうやったらいいんじゃないかな』『我が家の味噌はこんなのを使っていたの』など、たくさんの会話が聞かれました。共同作業の中で、会話やコミュニティ構築、回想法などにも繋がっていきます。
このように、様々な目的を持った味噌作りでしたが、ご入居の皆さまが生き生きと、味噌作りに参加してくださったこと、そして会話や笑い声があふれるとても楽しい時間になったことが一番だと感じました。今後も、楽しく、そして活動的にお過ごしいただけるよう、お手伝いさせていただきたいと思っております。
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