2022年12月22日
アライブ武蔵野御殿山の地域交流スペースにて、劇団俳優の江口ふじ子様による朗読会が行われました。演目は庶民の立場から人々の哀感を描いた時代小説家、山本周五郎・作「糸車」です。
「鰍やあ、鰍を買いなさらんか、鰍やあ」
冒頭からハッとさせられる様なセリフ回しに、一気に物語へと引き込まれた様子の皆さま。
物語の要でもある、生みの親と育ての親がそれぞれの子を思う気持ち、その狭間で思い悩む子どもの心情などが役者ならではの表現力で語られます。お一人で朗読されているのに幾人もの登場人物がありありと目に浮かび、あたかも目の前で演劇を観ているかのように感じられました。中には涙ぐむ参加者もおられ、さすがは役者さんだと地域の方々も、ご入居者も皆さま大変感激されておられました。
(感染症対策のためマスクの着用と手指消毒を欠かさず、充分に距離を取り実施しました。)
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