2017年12月12日
2017年11月26日、兵庫県で開催されました「第五回 自立支援介護・パワーリハビリテーション学会 関西大会」にてアライブ世田谷下馬の自立支援推進リーダーが発表し、最優秀賞を受賞いたしました。
テーマは「高齢者の減薬の試み」。50名の要介護認定を受けている高齢者を対象に水分摂取量、食事摂取量、運動量の増加を行なうとともに減薬を実施、前後を比較したところ、介護度、アルブミン値の向上、排尿回数の改善、覚醒水準の向上、認知症の周辺症状に明らかに改善がみられました。
減薬前の50名の合計薬剤数272剤に対し、減薬後の薬剤数は108剤となり、60%弱減少しました。薬価は1日当たり20,234円であったのに対し、減薬後の薬価は1日当たり5,844円となり、1日当たり14,390円、1か月で約431,700円のコスト削減ができ、医療費費削減にも大きく貢献します。
減薬の取り組みをすることは、高齢者のADL、QOLの向上だけでなく、満足度も高めることが期待できます。さらに、必要最低限の処方になれば、介護現場での薬に関する事故も減少します。
アライブ世田谷下馬では、本研究の成果をもとに、減薬の取り組みを進めております。薬に頼らない介護がご提供できるようになることは、最高のサービスであると考えています。
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