2017年12月7日
2017年11月18日(土)、武蔵野市主催で開催された「ケアリンピック武蔵野2017 先進的な取り組み事例の発表」でアライブ武蔵野御殿山が最優秀賞を受賞致しました。
発表テーマは「アライブ武蔵野御殿山入居者とまちの保育園 園児の交流 ~M様の心に届いた12人の子供達~」です。
【発表のあらすじ】
アライブ武蔵野御殿山にご入居されたM様は、入居当初、帰宅願望が強くさまざまな課題を抱えておりました。お声掛けだけでは十分に改善できず、M様の生活の質を高めるための取組みが求められていました。
アライブ武蔵野御殿山の地域コーディネーターは、M様が過去に賞を受賞するほど朗読が得意である点に着目し、前向きに朗読をしたくなる環境を作ることを考えました。
他のご入居者の前で朗読するよりも、子ども達の前で絵本を朗読する方がよいのではないか。
そう考えた地域コーディネーターは、「まちの保育園」のコミュニティコーディネーター(通称:CC)に相談し、子ども達が散歩の際に寄り道して朗読を聞く機会を設けられないか相談しました。
CCは、提案を快諾。
それから、M様と子ども達の朗読を通した交流がスタートしました。
交流を重ねていくことでM様にさまざまな変化が見られ、強い入浴拒否がなくなるだけでなく、他のイベントにも参加されるようになるなど本来の姿を徐々に取り戻していきました。
この取組みのポイントは、一人ひとりの課題解決にとって、まちぐるみの支え合い・多世代交流が大きな力を持っており、その力を活用した点です。
子ども達との交流を通して、M様にとってアライブ武蔵野御殿山が本当の意味でホームとなり、生活の質を大幅に改善することができたのです。
子ども達は卒園していきますが、新しい子ども達と共にM様の交流は今後も続いていきます。
おしまい
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