「また山梨の別荘に行きたいな」「でも、今のままじゃ無理か…」。これは、ご入居者との会話の中でポロッと出てきたその方の本音。一般的に介護というと、食事や入浴のサポートをする仕事を想像される方がほとんどだと思います。しかし私たちは、サポートを通じてその方の自己実現に伴走する、という視点で仕事をしています。
この方の場合…
【ミッション】
日々の生活を通じて別荘に行ける状態になる。
【ご入居者の状態】
半身に麻痺があり、普段は車いすを使用している。
【課題】
一番の課題となっているのは、別荘の外階段。
【手法】
スタッフがサポートしつつ自力で階段を上ることをゴールとし、理学療法士の協力を得て階段昇降のリハビリを開始。介護スタッフが日々の生活の中でリハビリを行えるようにポイントをレクチャーしてもらい、継続的なリハビリができる体制を整えた。
【チーム力】
ケアマネジャーは、ご家族に連絡・相談し、スケジュールなどの調整を行い、看護スタッフを中心に当日までの体調管理を行う。
【成果】
当日、日帰りで山梨の別荘へ行き、階段を上り家に入られました。このようなお姿をご覧になったご家族から、感謝のお言葉をいただきました。
この仕事の意義を改めて感じることが出来た瞬間です。
このエピソードはほんの一例。私たちはすべてのご入居者へ「ご希望を実現させよう」という想いで関わっているため、決して特別な例ではなく、お一人おひとりにこのようなストーリーがあるのです。ご入居者やご家族のやりたいことを実現するために、さまざまな専門職が連携して取り組んでいくのが私たちのスタイル。「人のことを想って働きたい」「同じ考えや同じ気持ちを持った仲間と一緒に働きたい」。そんな想いがある方であれば、きっとアライブメディケアの仕事を楽しめるはずです。
夜勤
夜勤明け
お休み
早番
日勤
遅番
お休み
サーフィンを始めたのは、入社した時の上司(TOP対談に登場している安田常務)の誘いがきっかけでした。一緒に海へ行き、初心者の私に楽しみ方を教えてくれました。最初は「シーズンの遊び」といった感覚でしたが、気づけば海の近くに引っ越し、毎朝、波に乗ってから出勤する、というほどのめりこんでいました。「週4日サーフィンしている」というと大抵の人が「嘘でしょ?」という反応です。介護の仕事は夜勤や早番・遅番などのシフト制なので、自分の生活に合わせてサーフィンをする時間を作っています。日中の勤務の日は朝海に入ってから出社し、夜勤明けの日は夕方から海に出ます。残業が多かったり、夜勤が続いたりするシフトであれば、こんなにサーフィンを楽しめていなかったと思います。
介護の仕事は「プライベートの時間が取れないぐらい忙しい」と思われることもありますが、私を誘ってくれた上司をはじめ、趣味と仕事を両立させている人が多くいます。
アライブメディケアがそれを可能にしている一番の理由は、無理な働き方をさせないから。スタッフのことをちゃんと考えてくれる会社だなと感じています。
海外旅行に1人で行ってリフレッシュするスタッフもいれば、休みの日は家族でゆっくり過ごすという子育て世代のスタッフも多いです。私の場合はサーフィンをしているときは完全に仕事を忘れられるので、これ以上ない気分転換になり、自然と仕事へのモチベーションが高まります。結果として仕事のパフォーマンスも上がっていると思います。
「より質の高いサービスを追求し、周りに波及させたい」という仕事の目標を持つ一方、「サーフィンの腕を磨く」というプライベートの目標も追っています。公私ともに、充実した生活を送ることができています。
2011年に入社し、2度の産休・育休を取得しました。子育てをしながら働き続けられているのは、「スタッフにやさしい会社」だからです。そう感じた理由は、大きく2つあります。
1つ目は、仕事と子育ての両立を支援してくれる制度があるから。例えば、保育園のお迎えをするため働き方の相談をした時のこと。自宅から通勤しやすいホームへの異動と、9:00~16:30の時短勤務への変更を希望したところ、上司は快く受け入れてくれました。また、時短勤務については、子どもが3歳になるまでだったものが6歳までに変更されるなど、制度がさらに整ってきています。子どもと一緒にいられる時間も増え、成長を見守ることができるのは、とても嬉しいです。
2つ目は、周囲のスタッフが子育てに理解を示し協力してくれるから。しっかりとした制度が整っているからこそ、その制度を気兼ねなく利用できるかどうかもとても重要です。第一子を妊娠した際は、正直どこまで体に負荷をかけていいかピンときておらず、今まで通りご入居者の介助をしてしまうこともありました。そんな時、子育て経験のあるスタッフがストップをかけてくれたのです。トイレ介助の際は「ご入居者を支えるために踏ん張るから大変でしょ?私に任せて」と代わってくれたり、「○○の作業はお腹に負荷がかかるから代わってあげてね」と他のスタッフに声をかけてくれたことも。私以上に私や子どものことを心配し、臨機応変に仕事のサポートや協力をしてくれる仲間がいる本当にあたたかい環境です。別のホームに異動してもスタッフのやさしさは変わりませんでしたし、理解してもらえるからこそ私も全力で仕事に取り組むことができています。